談志狂時代

談志狂時代―落語家談幸七番勝負

談志狂時代―落語家談幸七番勝負

 著者立川談幸は今まで唯一立川談志内弟子を務めたと言う稀有の存在。
本書はじめにには”この本は、わが師立川談志への恋慕の書であります。”と記してある。
また表し見返し部分にはその談志が談幸を称して”談幸は付き合って損をさせない数少ない落語家”と書いてある。
この2つの文章を読めばこの本の概要はつかめたようなもの。
もちろん落語協会脱退立川流創設の経緯にもふれられているがいわゆる内幕暴露を期待するのなら手にとって
がっかりするかも。立川流立川談志立川談幸に興味のある方ならここで紹介しなくてももちろん手に取ると思いますが読んで損のない本ですよ。