たまの東京フレンドリー寄席〜お囃子スペシャル(第2回)〜 於お江戸日本橋亭

挨拶 笑福亭たま
お囃子紹介 Part.1
江戸:恩田えり
上方:吉川絹代
犬の目 笑福亭和光
蛸芝居 笑福亭たま
ふぐ鍋 桂しん吉
お仲入り
お囃子紹介 Part.2
芝浜 笑福亭たま

入り口でもらったプログラムではお囃子さんの出演は仲入り後だけだったのだが
実際には前半・後半2回に分けて登場。
三味線の奏で方だけでなく、その脇でならすドラや太鼓にも東西で違いがあるそう。
さらに言えば同じ東京でも芸協と落語協会では異なるそう。(江戸方のお囃子恩田さんは落語協会所属、二つ目ながら本日出演者中東京方唯一の話か和光さんは芸協所属)叩き方だけでなくその叩き方の呼び方や太鼓とドラの配置まで異なるそう。さらに言えばお囃子のなり方も東西で異なる。
普段は陰に隠れて見えないところにいろんな事情が隠れているのがわかって興味深い。

蛸芝居、初めて拝見したがシチュエーションとしては四段目や七段目と同じように芝居好きが集まる商家でのどたばた劇なのだが出てくる人物が全員芝居好きなのでどたばたの度合いが違う。なのでお囃子さんだけでなく鳴り物ができる噺家さんもそろわないとかけられ無いそうで貴重な機会だったよう。そういう難しいことは関係なくそのどたばた加減がおもしろかった。出演者全員がどたばたと書いたが蛸もその中に含まれているんだから困ったもんだ。

芝浜も鳴り物入りで。こちらはたまさんらしくあっさりしすぎずといってもくどすぎずちょうどいい感じで良かったです。

あとお囃子さんお二人とたまさんの鼎談*1、普段陰に隠れて演奏しているので高座に上がるだけで緊張しまくっているように見えた恩田えりさんにあんな持ちネタがあったとは。

残念ながらこのお囃子スペシャル第1回は行き損ねたが次回があれば是非是非伺いたい。

*1:たまさんの紹介で一瞬”けんだん”と言ったように聞こえたのはきっと気のせい