薮枯らし純次

藪枯らし純次

藪枯らし純次


アマゾンのリンクに表紙画像がないので別に表紙を貼っつけ。
興信所に勤める主人公高倉はこの村に因縁を持ちながらずっと村を離れて最近戻ってきた純次の監視を命じられて
具体的には書かれていないが中国地方山陰とも山陽ともいえない中国山地中にあるあるひなびた温泉がでる村にやってくる。
今では人口も500人を割り込みその大半の収入源が年金という典型的な過疎の村。
この村に高倉と純次が戻ってきて以来村では次々と死人が出てくる。しかもこの事件の裏側には百数十年前の因縁が・・・・。

とここまで書くとまるで横溝正史。日本中どこの過疎の村でも良かったのに中国山地を選んだのは絶対横溝正史を意識してのことだと思うが。もちろん最後は船戸節炸裂なのだがこれまで読んだ海外が舞台の船戸作品とちょっと違ったテイストの作品でした。