ダークサイド・オブ・小泉純一郎〜「異形の宰相」の蹉跌
- 作者: 岩崎大輔
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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今となっては先々代首相の話で読むタイミングを逸してしまったように思うがまぁ気にしない。
フライデーのライターである筆者が小泉純一郎の陰にちらつく噂、表になかなか出てこない部分を
追求しようとする。
大きな追求テーマは二つ。
横須賀市議、神奈川県議を歴任、県議会議長も務めた地元の有力者で小泉純一郎の選挙対策本部長を務めた
竹内清に暴力団とのつながりがあるのではないかというものが一つ。
もう一つは小泉家。つまり家族。小泉純一郎を支える秘書やスタッフの数はほかの議員や大臣と比べると著しく少なく
しかも中枢は家族でしめられており表に出てこない。
で追求し尽くしているかというと、まぁ竹内清へのインタビューは成功しているが核心を突き切れているかというと”?”
家族に至ってはほとんど接触できていない。接触できていない様がかかれているのでどれぐらい厚いベールに包まれているのかは
よくわかるんだけど。
横須賀の特殊な歴史や雑誌ライターの鬱憤などほかにも興味深い記述があったのでおもしろいんだけどメインテーマへの追求達成度から見ると消化不良は否めない。残念。