切腹

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 この映画たぶん最初に見たのは高校生の頃NHK-BSでだったと思う。それ以来ずっと好きな映画の一本にあげ続けてきたんだけれど
いかんせん映画全体が重いのでそう頻繁に見返してはこなかった。が、今回廉価版DVDが発売されたことを知り思わず購入。
詳細は切腹(1962) - goo 映画
を確認いただければ一目瞭然で僕が語る余地はない。(ただしあらすじ全文には注意書きもあるように映画の結末がかかれてしまっているのであらすじの一部とキャスト・スタッフだけ見ていただければ。)見出してすぐにああそういえば荘厳と言うか特徴的な和風の音楽が流れていたなぁと思いだしたが武満徹なんですね。納得です。
 仲代達也の語りを聴きながら時に笑い飛ばし時に無視しようとしながらその端々で愕然とすると言うか呆然とするというか一瞬表情を変えその一瞬の表情ですべてを表現する家老斎藤勘解由役の三国廉太郎がすごい。いや、もちろん主役の仲代達也も敵役の丹波哲郎もすごいんだけど。仲代・丹波の決闘シーンと最後のへろへろになりながら大勢に囲まれての大立ち回り。どっちもすごいんだけど僕がより好きなのは後者。好みが分かれそうですが。
 くどくど書きましたが廉価版が出たんだからみんな買って見た方がいいですよ。これまで洋画に比べると邦画の廉価版って少なかったのでこういうのはすごくうれしい。