荒山徹２冊

処刑御使

柳生大戦争

　１冊目の処刑御使。韓国併合を行うにっくき伊藤博文を何も知らない若いうちに暗殺しようと術を駆使して未来の韓国から暗殺団（処刑御使）がやってくると言う話。まぁはっきり言って日韓に舞台を移した荒山版ターミネーターってなかんじですか。いや雰囲気は全く違うけれどね。
　２冊目は中韓の争いに柳生十兵衛と柳生友矩が加わって（と言うか巻き込まれて）という話でこっちにも処刑御使が出てくる。
２冊ともストーリー的には初めて荒山徹の作品を読んだときの衝撃というか驚きはない。ただ柳生大戦争の方は所々荒山が過去の時代小説伝奇小説に言及しておりそこがおもしろい。荒山徹が書く時代伝奇小説案内本があれば絶対読むのに。