第3回 パ・リーグを愛する落語会〜復活!マンデー パ・リーグ 於お江戸日本橋亭

ブーマー根問 三笑亭夢吉
やられた21球 田辺一凜
漫才 タツアンドマツ(三笑亭可龍,春風亭笑松)
新聞記事 三遊亭神楽
お仲入り
野球大喜利
バイオリン漫談 マグナム小林
掛け取り 桂小蝠

 過去2回おじゃまできず3回目でようやく足を運ぶ。
客席にユニフォームを着た人がいたり開演前や中入りには演者さんがこれまたユニフォームを着て
ビールやおつまみの売り子をしたりなかなか雰囲気を出してくれているところで開演。
 まずは夢吉サンの登場、本来はライオンズファンだがこの会3回目にして未だオリックスファンのメンツがそろわないとか。それではあまりにもかわいそうと言うことで阪急を題材にした噺。ブーマー根問としたが要は”つる”のパロディーで”ブー・マー”と。単純といえば単純だけど結構こういう感じの噺は好きだ。
 次は(旧)近鉄ファンとして田辺一凜さんが登場。ご自身の日記にも詳しく書いてあったが*1近鉄・広島1979年の日本シリーズを題材にした噺。スポーツの名勝負はやはり講談の題材に向いているのだなぁと認識させられた。こういう特殊な会に限らず一般のお客様がいる会にかけても十分に通用すると思うのできちんとした一本の噺に仕上げてほしい。
 続いてあがったのが漫才のお二人。それぞれにひいきのチームのユニフォームを着て登場。
本職は噺家さんなのですがきちんとした漫才でした。
 中トリは神楽さん。古典落語”新聞記事”を題材に強盗が入った家が小笠原選手のうちという趣向。無理矢理改作するよりもとの噺のベースを残したこの感じがいい。
 お仲入りに続いて野球大喜利
ここで大活躍したのは本業お囃子さん稲葉千秋さんでした。
 お仲入り中もずっとバイオリンで各選手の応援歌を弾き続けたマグナム小林さんが登場。タップやバイオリンもそうだが一人立ち高座と言うこともあって言いたいことをどんどん言ってくれて小気味よかった。
 トリは小蝠さん。きちんとした掛け取りを語りながら最後の最後で”はじけトウモロコシ屋”の正一さんと正二さんが登場。

 当たり前ながらみなきちんとした噺を掛けてくれた。今日掛けた噺を他に掛ける機会がどれぐらいあるかわからないがこれっきりにするのは絶対もったいない。
 当日出演した三笑亭可龍のBlogにダイジェスト版があがっておりました。よろしければこちらからどうぞ*2