志らく一門会 於お江戸上野広小路亭

先に足を運んだ四谷の会がどれくらいで終わるか読めなかったので予約していなかったのだが
木戸口にいたらく兵さんが前売り扱いにしてくれた。どうもありがとうございます。

宿屋の富 立川らく次
くっしゃみ講釈 立川こらく
大喜利 司会志ら乃 回答者らく八、らく次、らく太、らく兵
お仲入り
高砂や 立川らく八
六尺棒 立川ラク
宮戸川 立川志らく

 前売り扱いにしてくれたから褒めるわけではないが今日の収穫は大喜利でのらく兵さんの活躍ぶり。まず、回答者3人が高座台に座るが彼だけスペースの関係か端っこのパイプ椅子。最初の挨拶からどうしていいかとまどっている感じだったがいざ問題が告げられると積極的に手を挙げなかなかいい回答をしていたように思う。他の回答者の答えもうまく受けて話を広げていた。ずっとらく兵ではなく日本兵と呼ばれていましたが。 といいつつ一番印象に残った答えはらく八さんのふぉっぷしょてっぷじぁんぷなんですけど。
 後、四月と噂されている試験を意識してか唄や講釈を入れる話が目立った。(踊りはいませんでしたが)こらくさんは、マクラで”立川流には講釈も必要で”とふれた上でくっしゃみ講釈。講釈部分に集中するためか前半、こしょうを買うために八百屋お七のぞきからくりを語る部分を大胆にカットしていた。持ち時間の関係もあると思うし講釈に集中したい意欲は買うがそれだけきちんと講釈ができていたかは微妙。このあたり志らく師匠がどのように評価するか楽しみにしていたのだが昨年末から弟子の批評は行っていないのだとか。残念。
 志らく師匠の宮戸川。雷が鳴る場面で写実的に描写しようとしていたのかもしれないがやや空振り気味。恋愛系の噺はあまりお得意ではないそうな。終演後は高級料亭さくら水産でおさらい会(みんなこう呼んでいるのね)いろいろ楽しい話ができました。今後ともどうぞよろしくお願いします。