第21回春風亭柳太郎の会 於お江戸日本橋亭

 以前クラクラ寄席にもご出演いただいた柳家柳太郎さんの会
のんびり構えてぎりぎりに会場に到着すると受付には行列が。何とか席を確保したが立ち見が出る大盛況。その後の柳太郎さんの挨拶によると先着50名(だったかな)には節分当日と言うことで福豆が配られたそうだが残念ながら間に合わず。

あいさつ 春風亭柳太郎
村越茂助左七文字の由来 一龍斎貞寿
長男   春風亭柳太郎
対談「ひきこもりからの旅立ち」 富田富士也・春風亭柳太郎
父還る  富田富士也
お仲入り
火事場にて 桂花丸
バイオリン漫談 マグナム小林
お見立て  春風亭柳太郎

まずは先日の四谷の会でも拝見した貞寿さん。やっぱり若い方の講談は元気なのがいいね。又聴きたくなる。

柳太郎さん、今は無き創作落語の会で演じられた作品。あの会無くなってしまったのは大変残念。
あの会で演じられた落語で今でも演じられている作品はどれくらい残っているのだろう。

富田先生、この日も日中日本こなしてきたそうで講演慣れしている人はやはり講座の上でもおしゃべりが達者。対談でも終始柳太郎さんをリードしていたし講座の方もしっかり上下を切っていた。

さんざん柳太郎さんにいじられていた花丸さんが中入り後に登場。
演題通りなんだけど近所で火事が起こってのどたばた劇。打ち上げの時に演題を伺うと
シンプルに”火事場にて”だとか。いろいろ演題にこったときもあったが今はシンプルにしているそう。その方がいいかも。妙に富田先生にライバル意識をむき出しにしていた高座がよかった。

マグナム小林さんも久しぶりに拝見。タップバイオリンだとかいろいろ新ネタが増えていた。ああ、寄席の色もんだなぁと思う。きっと芸協の寄席でも受けているんじゃないかな。

トリはもちろん柳太郎さん。柳太郎さんの風貌とお大尽のイメージがぴったり(失礼)。教育評論家との対談の後廓話ってのがいいね。
二つ目としての柳太郎の会はこれで最終回。5月には真打ち昇進。披露目には是非足を運ばせていただきます。