上方落語九雀亭 於亀戸文化センター和室

毎度おなじみ月に一度の九雀さんの会。
年明けから勤務地が亀戸の隣錦糸町に異動になったこともあり行きやすくなった。

・厄払い 桂九雀
・着替え
・蟇の油 桂九雀
・お仲入り
・景清  桂九雀

 蟇の油を演じている最中ちょっとしたトラブルが。この噺、売り口上を述べながら刀を振るシーンが出てくる。当然刀の代わりに扇子を使うことになるのだが酔っぱらう前の問題なかったのに、いざ酔っぱらってクライマックスの場面で扇子が見あたらない。仕方がないので手刀で演じた後高座から降りるためにすくっと立ち上がると座布団と着物の間からぽろっと。座布団がふかふかしすぎて気づかなかったとのこと。
お仲入りの後、名誉挽回とばかりに気合いの入った景清。この噺こちらでは人情話、感動する噺として演じられるが九雀さんはいただいたプログラムにも書かれていたように笑える噺として演じてくれた。上方の噺家さんが皆こんな感じなのか九雀さんのオリジナルなのかわからないが新鮮で面白かった。
 あと諸事情によりお囃子無しでその代わりに九雀さんお気に入りの音源をかけながら舞台袖で生着替えが見られるのがこの会の特徴だったのだが次回から(次々回からといっていたかも)お囃子さんが付くそうでまた少し雰囲気が変わるよう。楽しみ楽しみ。