第三回 瀧川鯉橋独演会 「鯉のつなわたり」於お江戸日本橋亭

・昔々亭A太郎 元犬
・瀧川鯉橋  松竹梅
・お仲入り
・鏡味正二郎 太神楽
・瀧川鯉橋  かんしゃく

A太郎さん、初めて拝見。はきはきと元気があっていい感じの前座さん。
打ち上げでチラッとお話させていただく。つい先日パーマを当てたがまだ師匠には
見せていないそうで、丸坊主にしないといけないかもと。結構にあってましたがいかんせんまだ前座さんですからねぇ。桃太郎師匠の判断はいかに。

鯉橋さんの二席はどちらもネタおろし。本人曰く結構ぎりぎりだったそう。松竹梅はいつまでたってもきちんとできない梅にあきれて場を離れた松・竹が謡の稽古をつけてくれたご隠居と道端でばったり会うというサゲ。この形は初めて聞いたので新鮮だった。
で、トリねたのかんしゃく。何年も前に小三治師匠で聴いたっきり(たぶん)
前半で旦那が帰宅早々かんしゃくを起こすシーン。旦那が怒りん坊であるというより家族や使用人がきちんと仕事を果たしていないと言う印象が強くなってしまう。

書く順序が逆になってしまったが正二郎さんの太神楽はよかった。初めて見たんだけど打ち上げで周りにいたお客さんがみなそろって正二郎さんの芸は安心してみていられると口をそろえていっていた。打ち上げでは芸以外にも一人芸で入る理由その他もろもろ普段なかなか聴けないことも教えてくれた。なかなか彼がメインの会というのはなさそうだが機会があればたっぷり(今回も松竹梅がえらく短かったので20分を超える出演だったんだけど)