らく塾発表会 於麻布区民センター和室

 マイミクでらく塾でがんばっている方よりお誘いをいただき足を運ぶ。
年に一度発表会をしているそうだが足を運ぶのは今回が初めて。
会場に到着すると受付をしていたのがらくBさんとらく太さん。
素人の落語発表会の受付を前座とは言えプロの噺家さんがやっているのかと驚いたが
師匠が10年もやっているらく塾でお弟子さんの中にもらく塾出身者が多数いることを考えれば
おかしくも無いのか。
終演後、楽屋が戸の隙間からチラッと見えましたが先に書いたお二人以外にも数人のお弟子さんが
いらしていたようです。

 30畳敷きぐらいの和室に20人くらいの入り。
まずは志らく師匠が登場挨拶の後、この後あがる塾生四人とそれぞれのネタの笑いどころについて
説明。続いて4人の高座が
* らく塾亭らく藤『初天神
* らく塾亭らく間『強情灸』
* らく塾亭らく見『野ざらし
* らく塾亭らく之『三方一両損
  * お仲入り
  * 立川志らく 『真景累ヶ淵』より『豊志賀の死』

いつもどおり天狗連素人さんの会の感想は書きませんが、四人のうち二人が学校の先生関係の方というのが印象的でした。(お客さんの中にもご家族や教え子らしき人がちらほら)

で、お仲入りをはさんで志らく師匠の出番
ご家族連れお子さんもいる中『真景累ヶ淵』より『豊志賀の死』
これだけの大ねたをこんな限られた空間で演じるのかと少し自嘲気味に始まるが
始まってみればちゃんと聞かせる。ほとんど余計な入れごとなしにたんたんと噺は進む。
泥どろしたところをあえて強調せずにやるのが志らく流か。

で、噺が終わった後塾生の落語の講評。
志らく一門会で前座さんの噺を講評するときと視点が同じ。当たり前と言えば当たり前だが
らく塾もちゃんとやっているんだなぁとこのあたりで感じた。

終演後、お誘いいただいた方とそのお仲間たちの打ち上げに混ぜていただく。
途中から前回クラクラ寄席の開口一番を勤めていただいたケビンス亭ペーシーさんも登場。
もともとらく塾生だったがこのたびめでたく正式に志らく師匠への入門がかなったそうで
今日も楽屋仕事をお手伝いしていたそう。名前はまだついていないそうだがこれからぜひがんばっていただきたい。