立川流日暮里寄席

先日でかけたこしらさんの会の受付で安くチケットを販売していたので思わず購入。
但し販売していた志ららさん出演の二日目は所要のため初日に入場。まことに申し訳ない。
で、のんきに駅前のコンビニで食糧を買い込み会場の扉を開けるとすでに大入り満員。
後ろの壁に立てかけてあった補助席で壁際に何とか陣取る。
その後も立ち見のお客さんが出る大盛況ぶり。前座さんが舞台の切れ間のたびに楽屋から
椅子を持ってきて楽屋の椅子はほとんどなくなってしまったそう。

・立川らく太 たらちね(途中入場)
・立川志雲  のめる
立川談笑  幇間腹
 幇間の一八が奇妙な登場の仕方をしたので談笑さん流の幇間腹を期待したが不発。後はごく普通の演出。中途半端さは否めないがごく普通のお客さんが多かったので仕方ないかな。
立川龍志  蒟蒻問答
 本来は里う馬師匠の出番だったが急遽代演。代演はさらっとと言いながら蒟蒻問答。
・お仲入り
・立川志の吉  ペロタン
 ゴキブリが怖いのは濁点が入っているため音の響きが怖い。だからペロタンとかわいく呼べば
 怖くなくなるはず、と言う話。テーマとして面白いけれどずっとゴキブリが出てくる話はああいう一般のお客さんもいる場には余りあっていないかも。いや、面白かったんですけどね。あと明らかに現代が舞台なのに弟分の名前が与太郎ってのもちょっと気になる。

立川談幸   馬のす
 先に上がった談生さんや龍志さんも触れていたがトリの文字助さんがやる気満々だそうで軽く馬のす。
 でも、ちょっと軽すぎたかなぁ。

桂文字助  佐々木政談
 で、文字助師匠登場。実は文字助師匠初めて聴く。いろんなところでその人となりを聴いたことがあったがなるほど口より先に手が出そうな方。相撲噺がお得意と聞いておりまた今日も出だしは寛政・・・と
力士伝か何かをやろうという口ぶりからちょっと笑って佐々木政談へ。文字助流の噺の解釈と言うかいろんな考えを交えながらたっぷりと語る。なるほどいい師匠だ。機会を見つけてまた聴いてみたい。