Little Birds―イラク 戦火の家族たち―

 監督の綿井健陽氏はニュース番組でイラク現地からのレポートをこれまでも数多く送ってきた方。以前から気になっておりニュース対談番組は勿論、氏のBlogも日々チェックしていたがmixiで実は彼が僕の高校の後輩と知りより興味を引かれていたがなかなかタイミングが合わずようやく足を運ぶ。会場は文京シビックセンター小ホール。キャパ370ほどのホールだがほぼ満席の盛況ぶり。
映画は2003年3月、米軍のバグダッド侵攻直前から約一年間のイラクを追ったドキュメンタリー。といってもカメラが追いかけるのは米軍でもイラク軍でもない。米軍の空爆と侵攻で幼い命を失ったり負傷したこども達とその家族の姿を追う。実は反戦や平和を訴える映画ってどうも鼻につくことが多くあまり好きではなかったんですがこの映画はそんな浮ついたものではありませんでした。僕がここでごちゃごちゃ言っても全く意味がないのであまりとやかく言いませんが全国各地を巡回上映しているようなので公式サイト*1でご確認の上是非劇場に足を運んでみてください。
上映終了後、今日サマワ取材から帰国したばかりの綿井健陽氏を司会に広河隆一氏、高遠菜穂子氏を交えてのトークセッション。時間が限られていたのが残念だったがこの映画の取材終了から1年、今のイラクの状況が更に悪化し又日本への悪感情が大きくなってしまうかなりヤバイ状況にあるらしい。もうちょっとニきちんとニュースチェックしないとな<俺。