藤沢秀行著
新潮社 (2005.4)
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囲碁は全く分からないんだけど、以前
藤沢秀行氏を追ったドキュメントを
NHKで見てなかなか魅力的な人だなぁと思い手に取ってみた。想像以上にすごい方でした。30を過ぎてから飲む・打つ・買うにのめり込み、億単位の借金をこさえて本妻と別に二人の女性にも子供を産ませて6男1女。破天荒を文字通り生きた方。ただ一方でもの凄くまじめな方と言うのもよく分かる。アル中でありながらタイトル戦数ヶ月前から地獄の苦しみを持って酒を抜く。ただ完全に酒をやめるわけではなくタイトル戦が終われば又酒に溺れてしまうところがこの先生らしいところ。
囲碁に対するまじめな姿勢はいろんな人が彼の教えを請おうと集まってくることでも証明されている。
本文最後に(構成・矢部純一)と記されている。全くの想像だが、矢部氏が藤沢氏にインタビューしそれを興してこの本を作ったのではないか。ならば無理矢理文章に興さず
聞き書きの形を残し
藤沢秀行氏の言葉そのままを紙面に再現したほうが氏のらしさが出たのではないかな。全くの想像ですが。