05年は「○○バファローズ」 近鉄、「命名権」売却へ

 プロ野球大阪近鉄バファローズ保有する近畿日本鉄道は31日、05年シーズン以降に球団名を売却する方針を固めた。現在の球団名から「近鉄」を外し、別の会社名やブランド名をバファローズの前に付けることができるという「命名権」を売り出す。年間の基本使用料を35億円程度に設定し、日本一になれば10億円を上積みするといった成績連動型にする。球団経営は引き続き近鉄が担い、本拠は大阪に残す。(中略)
命名権は5年以上の契約とする方針。選手のユニホームの胸や袖の部分に、シーズンを通じて企業名やブランド名のロゴを入れられるほか、選手らの肖像権を無償で利用できるなど、球団オーナーに準じる権利を与える。 (後略)
(asahi.com より)

画期的な試みだと思うし、5年以上の契約なら定着もある程度可能だろう。問題は

 球団の呼称変更は、プロ野球界のルールを定める「野球協約」の第17条で、議決機関(実行委員会、オーナー会議)が審議すべき事項と定められている。正式に承認されるには、セ・パ両リーグ連盟会長や全12球団代表らによる実行委員会での審議に加え、オーナー会議での同意が必要となる。オーナー会議では出席者の4分の3以上の賛成がなければ、認められない。

 買い手の業種によってはオーナー会議でごねる人が出てくる可能性が。しかし命名権を売却してまでも近鉄が球団を保持するメリットってなんだろう。MLBJリーグのように球団名に親会社の名前が出てこない例もあるわけだからいいのかな。