第三回こふんよ講談会 in東京 於お江戸両国亭

旭堂南陽 竹の水仙
神田春陽 徂徠豆腐
お仲入り
旭堂小二三 猿飛佐助〜勇士の知恵比べ

以前からちょっと気になっていたこふんよ講談会
先日の貞寿さんの会で小二三さんを拝見し是非足を運ぼうと思っていたが
ようやく実現。約二〇人の入りでまぁそれなりに入っているように見受けられる。

本来講談は出囃子を使わないそうだが特に落語と合同だったりすると同じように使っていることが多い。
この回では太鼓をたたいてそれに併せて高座に上がっていた。上方講談がこの形かどうか不明だが
なかなか趣があって良かった。

 まず高座に上がったのは南陽さん。英語やポルトガル語での講談経験があり次は上海で中国語講談に
挑戦するとか。(その後にあがった春陽さんによると対象となるお客さんは上海在住の日本人だとか)
 講談はぼくも大好きな竹の水仙。はっきりとした口調で所々やはり同じ旭堂一門、南湖さんともちょっと
似ているなぁと思うことも。

 続いてあがったのが春陽さん、過去の記録を確認すると約二年ぶりぐらいみたい。
赤穂浪士の番外編としての位置づけがよくわかる徂徠豆腐。この話も結構好きなので
うれしい。そういえばマクラで触れていた東京国立博物館(だったかな)江戸城再現CGで
講談師がナレーターを務めるかもという話。公開されたら是非拝見したい。

 お仲入りを挟んで小二三さん登場。
前回前々回に比べるとかなり入場者が増えているようでその感動と感謝の気持ちを伝えた後
本編へ。戦前の講談本や子供向けの絵本にでも出てきそうな楽しい話。こういうおもしろおかしい噺もいいね。

 次回は本日受付を務めていた貞寿さんがゲストだそうで是非是非お伺いしたい。