宝井琴柳の会 於お江戸日本橋亭

宝井琴柑 山内一豊の妻
宝井琴柳 長講国定忠治〜二人忠治
お仲入り
柳家三三 権助提灯
宝井琴柳 長講国定忠治〜小松屋鶴吉、山形屋乗り込み

久しぶりの琴柳さんの会、直前まで降っていた雨にもかかわらず満員御礼。

まず前講を勤めたのは琴柑さん。しっかりと声も出ていたしテンポも良く
大変良かったと思う。プロフィールを見ると四月で入門丸三年ですか。
二つめへの昇進にはもう少し時間がかかるかもしれませんが
注目したいと思います。

続いて琴柳さん登場。
長講国定忠治と、チラシでも銘打っていたのだが雨も降っているし
雨の場面のある別の話にしようかと笑いながら語るが
やはりきちんと国定忠治へ。

琴柳さんの一席目でも今回はゲストなしで一人でやるので大変だと
語っていたのですが中入り後幕が開いて登場したのは
三三さん。いっぱいの拍手で迎えられる。

鈴本で琴柳さんの後の出番だったとき、琴柳さんが
”この続きは三三が語ります”といっておりたそうで
仕方なく(?)釈台をおいたまま三三さんがあがったこともあったそう。
本日は釈台なしで普通の高座を。
六月三三さんの会のゲストを琴柳さんが勤めるようで
そういうこともあって楽屋に顔を出していたのかも。
いずれにしても得した気分です。

続いて琴柳さん登場。
出番はありませんでしたが楽屋には山緑さんがいたよう。
特に若手は女流ばかりで講談協会の男性前座が山緑さん一人の現状
に一言述べて本編へ。

実は国定忠治、講談はもちろん、映画や舞台も見たことが無く
精々”赤城の山も今宵限り”という台詞を知っている程度。
残念ながら今回はこの台詞の場面まで行き着きませんでしたが
たっぷり楽しませていただきました。

また機会があればクライマックスの場面も聴きたいと思います。