サザエさんの東京物語

サザエさんの東京物語

サザエさんの東京物語

著者はサザエさんの作者長谷川町子の実の妹。長谷川家の実像については町子本人が書いた
サザエさんうちあけ話とそれを原作にしたドラママー姉ちゃんがある。その中でいちばん地味で出版社に勤めながら出社できず途中公園でお弁当を食べて帰ってくる
エピソードがあった。マー姉ちゃんでは姉を熊谷真実、町子役を田中裕子がやっているのは何となく覚えていたが
妹は誰がやっていたか思い出せず。この地味な妹が本作品の著者。

サザエさんうちあけ話と重複するエピソードもあるし身近な身内しかかけない長谷川町子の実像を
伝えるエピソードも多く楽しく読めた。

ただ姉妹・家族が一体だったわけではない本当の姿が最後に明かされる。さみしいがこれが現実なんだろうなぁ。

でも面白い本でしたよ。