「OROCHI!!〜神宮の杜」 A NIGHT OF CHAMBARA × ORCHETRA 於 明治神宮 神宮会館

半月ほど前にチラシをもらったこのイベント*1。入場料無料だし申し込んでもどうせ抽選だろうなぁ、平日だしまぁいいかとほったらかしにしていたら前日になってまだ間に合うと案内をいただき早々に申し込み足を運ぶ。*2

明治神宮内、初詣も含めて初めて入ったんだけどまぁ、神社ですから夜はあまり照明がない。原宿口原入場したがいきなり境内は真っ暗、所々案内灯を振る誘導員の姿を見ながらようやく会場に到着。キャパ1,200人というホールはほぼ満員。
ステージにはスクリーンの前にオーケストラの方が座るであろうイスが多数並べられておりその前に見慣れるスコアボードが。

しばらくすると照明が落ちてなぜか秋の虫の声が場内に響く、と言ってもいきなり上映開始とは行かず。フェンシング銀メダリストの太田雄貴選手と同じくフェンシングの目黒友薫選手がきちんとフェンシングのユニフォーム*3で入場。
礼を交わして試合開始。試合は2ラウンド目早々に太田選手の勝ち。*4

案内に太田選手の名前が出ていたのは承知していたがきっと簡単なトークゲストなのかなと思っていたので実際に試合が見られて得した気分。生でフェンシングを見たのはこれが初めてでした。

両選手がはけてスコアボードが撤去、ステージ上に弁士やオーケストラのメンバーが入場してきたところで再度両選手が登場、簡単に試合(というか演舞みたいな感じ)を行ったあと太田選手がスクリーンに向かって剣を振ったらそれにあわせてスクリーンに”OROCHI”の文字が浮かんでいざ上映開始。

上映されたのは阪東妻三郎主演「雄呂血」。80分弱と短いこともあってストーリーは単純。本当は正義感にあふれる善人であるはずの主人公が悪人に誤解され人生の転落の繰り返し。何かあってはまた悪人扱いされ・・・・・。最後までこればかり。でも決してつまらなくない。音楽と弁士のおかげも合ってかスピード感のある作品でした。
ストーリーは、検索すればあちこちで紹介されているようなので省略。

音楽はサクソフォン奏者で作曲家の清水靖晃氏。この方YMOなどとも絡んでいなかったけな。1980年代のCM音楽の印象が強い。確か烏龍茶のCMやってたよなと思ったらこんなCDがありました。

Music For Commercials

Music For Commercials

アマゾンにはジャケ写が無いようなので別に貼っておきます。

あともっと新しい作品ですがこちらのページでいくつか聞けるようです。*5オーケストラに三味線も加わっていたけど一般的に無声映画のBGMに想像するような”チャンチャンバラバラ”な音楽とはちょっと違いましたね。映画と合わないとか違和感を感じるとはなかったけれど。

上映終了後は弁士坂本頼光氏、清水靖晃氏、そして太田選手の簡単な挨拶で終了。中途半端なトークや座談をだらだらやられるよりずっと良かった。

このイベントが無料とは本当に満足いっぱいの会でした。

*1:http://www.cofesta.jp/2008/japanese/orochi.html

*2:どうも、急遽増員したようでぎりぎりに到着チラシがもう無かった。終演後無理矢理スタッフ用のをいただいた

*3:っていうのかな、要は試合スタイル

*4:「この試合は3ラウンド15ポイント先取制です」というアナウンスが1ラウンド終了後のインターバルで流れたのはいかがかと思う。

*5:http://www.30th.co.jp/cm/search/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E9%9D%96%E6%99%83/20