宝井琴柳の会 於お江戸日本橋亭

伊達鬼夫婦 宝井琴柑
木村長門守堪忍袋 宝井琴柳
お仲入り
秋色桜 太田ももこ
飯田の焼き討ち〜清水次郎長伝より 宝井琴柳

 昨年7月のうろこの会にゲスト出演されていたのを拝見。*1それ以来気になる存在ではあったのだがずっと聴く機会のないまま半年以上経過したがなんとご自身の会が開かれるとあって勇んで会場に足を運ぶ。
 まずは前講琴柑さん。まだ入門一年ほどらしいがしっかりしていたように思う。伊達鬼夫婦は2度ほど神田蘭さんで聴いているのだが演出が全く異なり最初同じ噺とは気がつかなかった。
 続いて琴柳先生。本日のテーマは堪忍だそうでまずはきちんと堪忍が成った木村長門守から。逆松の廊下というか。茶坊主に侮辱された木村長門守が堪忍する噺。
 お仲入り後はゲストに浪曲の太田ももこさん登場。ここんところ何度か講談で聴いた秋色桜。ももこさんも講談でおなじみの噺を浪曲でと一言断りを入れて。浪曲では別のタイトルが付いているかもしれませんがわからないのでとりあえずこのまま。
 最後は、もう一つの堪忍の噺、といってもこちらは堪忍袋が切れてしまった方の噺。胃やぁやっぱり聴いていてこっちの方がすっきりしますね。本当に久しぶりに琴柳先生を拝聴しましたが皮肉屋というかちょっと斜に構えた感じが好きですね。又是非機会を見つけて伺いたいと思います。