田辺凌鶴の講談を聴く会(第3回) 於新橋・レッドペッパー

小田小右衛門 田辺駿之助
不二家再生への道 ペコちゃんの涙 田辺凌鶴
お仲入り
都知事への道 田辺凌鶴
凌鶴、本社訪問 田辺凌鶴

先月に引き続き、3回目の会。残念ながら今回はちょっと寂しい入り。
前座は駿之助さん。
高座に上がって客席を見ると先日浅草での彼の会*1にいたお客さんばかりだったそうで(もちろん僕も含めて)予定していた演目を変更したそうで赤穂義士伝外伝から。
マクラの観光バスの話も含めてなかなかよかった。

で、凌鶴さんはお仲入りを挟んで時事ネタ新作を3つ。
そのマクラとその後の打ち上げで、駿之介さんの義士外伝を演じたことにちくり。義士伝や怪談は講談の中でも重要な噺で前座はなかなか掛けられないそう。講談の世界の決まりというかルールもわからないではない。が、月一回の自分の会で先月も掛けたネタを何の断りもなく又掛けるのはいかがなモノか。もちろん時事ネタで掛けられる時期が限定されるという事情もよくわかるが。義士伝がとか前座がとか決めごとについてごちゃごちゃ言うだけいって客がどう感じるか考えていないネタ選びにははっきり言って幻滅した。期間限定時事ネタはできる限り集中的に掛けるのならそうすればいい。が聴いている側としてどうしても納得できない。