第3回将棋寄席 於浅草木馬亭

・あっち亭こっち(長田衛) だくだく
・東京モンキーズバトルロイヤル風間+MISAKO) 似顔絵刑事 木馬亭の巻
三遊亭とん楽 名人・関根金次郎物語
・座談 西川慶二七段 聞き手湯川恵子
・木村家べんご志 替わり目
・お仲入り
桂九雀 二人ぐせ(飲める)
・座談 林葉直子 聞き手X
・仏家シャベル(湯川博士) 火事息子

 直接知り合いのいない天狗連の会だが過去二回行っていること。先日伺った九雀さんの会で謎の美女の正体を聴いたこともあって足を運ぶ。上に書いたプログラムには謎の美女の名前を書いたがこれは当日いただいたプログラムの表記通り、代わりに座談相手を聞き手Xと表記してあったが最初にあっち亭こっちで開口一番をつとめた長田さんが、スーツ姿で”長田衛”として務めた。
 毎度ながら天狗連の方個別の感想は書かない。
 まず前半西川七段の座談、いただいたプログラムには「演芸と将棋の終盤は」とテーマが書かれていたのだが将棋の噺はほとんど無し。西川七段がこれまで見た落語や噺家さんとの思い出話。あとは奨励会三段にいる息子さんの話。特別耳に残る印象的なエピソードは特になかったが西川七段の人柄の良さが伝わったと思います。
 出番と逆になりましたがとん楽師匠の”名人・関根金次郎物語”。プログラムによると持ち時間の関係でダイジェスト版だとか。そのせいかどうか話自体は面白いのだがとん楽師匠の調子はあまりよくないように感じた。
 お仲入りの後、九雀師匠の出番。当たり前のことながら天狗連の方たちとは発声の段階で明らかに違う。マクラの時点で完全に客をつかんでそのまま一気に最後まで。堪能させていただきました。
 前回は石橋幸緒山田久美女流棋士が高座に上がるという華があったのだが、女流棋士の独立などもありスケジュールが空かなかったそうで現役からの参加は無し。その代わりにということで林葉直子さん登場。上にも書いたとおり事前に配布されたチラシには謎の美女と書かれていたのだが当日のプログラムにも名前が明記されていたので気にせずここにも書く。で肝心の話の内容はというとだらだらと雑談。女流棋士会をいろいろ後押ししておきたい意志は見えたが自己破産したばかり(責任は本人より父親にあるようだが)ということもあって具体的にこういうことをしたいとの発言は無し。ちょっと期待はずれ。
 仲入りと終演後打ち上げのアナウンスがあったのだが知り合いも見つけられなかったので今回は見送り。来年以降もあるようですがさてどうしようかな。プロ棋士(女流も含む)の参加がもっと盛大にあれば行くかもしれませんが。