アジア新聞屋台村 - chomoの日記

posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 6

高野秀行著
集英社 (2006.6)
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　これまで外国紀行文や学生時代の自伝などご自身の体験を元にしたノンフィクションが多かった著者初めての小説。といってもこれまでノンフィクションといいつつ読みながら”ほんとかよ”と思わずいいたくなるような作品ばかりだった。そんな著者がこれまでの複数の体験を混ぜ合わせて小説を書けば面白くないわけがない。
　もちろん出てくる人皆強烈なキャラクターなのだがそれに翻弄されている高野さん本人のキャラクターを時には感情移入し時には客観的に描写していくところがいい。
欲を言えば次回作は本人（らしい）キャラクターが全く出てこない小説が読みたい。