三人の会 於上野広小路亭

 最近立川流で三人の会と言えば”志の輔談春志らく”を思うかもしれないがそんな三人の会が広小路亭で開かれるわけもなくこちらは
吉幸・談大・志ららの三人。とは言えこの三人の志の吉さんも加わった
四人の会(銀座の画廊で開催されていました)までさかのぼれば結構な歴史がある会。

雨にもかかわらず約30人ぐらいの入り。と言いながら大部分が後ろのいす席で前の桟敷席は少し寂しかったが。

・立川らくB 饅頭怖い
 残念ながら途中入場のためマクラは聞けず。
 相変わらず達者な口ぶり。失礼ながら派手さは無く少し地味なイメージがあるがその分、堅実。
 歌舞音曲の練習にも熱心らしくもしかしたら元快楽亭一門の中で最初に二つ目昇進を決めるかも。

・立川吉幸  蜘蛛駕籠
 高座にかけるのは2度目。しかもネタおろしは熱心に聞いているお客さんの少ない健康ランドだったそう。えらい緊張していたようで後からあがった談大さんによるとマクラが20分を超えていたそう。
 本編はかなり基本に忠実。途中酔っ払いの唄は吉幸さんらしい歌いっぷり。
 これなら堂々と高座にかけられる状態ではないでしょうか。
(まぁ吉幸さんの場合、自信が無ければ高座にかけないと思いますけど)
 
立川談大  岸流島
 主人公の浪人の嫌なやつさ加減がこれでもかと言うぐらい出ていた。
 僕以外のお客さんも少し引いていたよう。
 もちろんその後笑いも入っていい出来だったんだけどいい出来過ぎてサゲでの浪人の台詞。
 今までずっとやなやつだった浪人があんなこと口にするかなぁと思ってしまった。

・お仲入り  
立川志らら お化け長屋
 談大さんも志ららさんもこの会ぐらいしか聞く機会が無いのでほんと久しぶり。
 相変わらずちょっと軽いアンちゃん風。打ち上げで同席されていた方がおっしゃっていたが
 もう少し貫禄が出てきたときどんな芸風になっているんだろう。ちょっと楽しみ。