第2回 一凛托生の会 於 上野広小路亭

・木津の勘助 神田ゆず
 残念ながら途中入場。ところどころ言い間違えたりつっかえたりするところは あったが若くてきびきび。後であがった一凛さんが講談界のクールビューティ と紹介していた。
 呼んでいるのは自分だけとも付け加えていたが確かにフィギアスケートの荒川 静香の雰囲気はちょっとあるかも。
 
・村越茂助  田辺駿之助
 こちらは前回も前座を務めた駿之助さん。前回同様一凛さんに”気持ち悪い” と紹介された。
 たしかにそういう雰囲気もあるのだが芸は達者。
 実は終演後打ち上げに混ぜてもらい少しお話させてもらったがやりたいことも
 なかなか興味深い。
 機会があればまた聞いてみたい。
 
ドンキホーテ 田辺一凛
 ドンキホーテの全訳本*1を出版した東京経済大学の荻内勝 之先生とご縁があったそうでたびたび高座にかけているそう。
 といってもそこからエピソードを抜き出して演じるわけで全編やったらいくら 時間があっても足りません。
 先ずはドンキホーテの概要を話して実際のエピソードの部分は数分でしたがテ ンポがあっていいと思います。
 
・天下の悪女「妲己のお百」 神田すみれ
 前回のゲストは師匠の一鶴先生。今回はすみれ先生。何でも前座時代いろいろ お世話になったそう。今回は演目も一凛さんのご希望だそうで悪女の出てくる 妲己のお百。
 勧善懲悪ものが多い中で悪女が悪女のまま活躍するのは珍しいかも。
・お仲入り
寛永馬術の内より「出世の石段」田辺一凛
 ちょっと自分流に変えますよと枕で触れて本編へ。確かにあのファンファーレ は印象に残る。
 玉川美穂子さんの浪曲でも聞いたことがある。有名と言うこともあるがいろい ろいじりがいのある話ということなのだろうか。