第16回 東京DE桂都丸の落語を聞く会 於千代田区立内幸町ホール

 桂都丸さんはクラクラ寄席のお手伝いをお願いしている立命八戒さんの大学時代の先輩にあたることもあっていつも案内をいただくのだが今回ようやく足を運べた。 最寄り駅から徒歩数分のはずなのに逆向きに歩き出してしまい気がつくと開演ぎりぎり。あわてて通路際に空いていた席に座ると隣には見知った人が。

桂まん我 ご祝儀〜野崎詣り
 きびきびはきはきとした口調で聞きやすく好感が持てる。おかげですっと上方落語の世界に入り込めた。

桂都丸  住吉駕籠
 都丸さん、もちろん顔と名前は知っていたがそれは大阪にいたころワイドショーのレポーターをやっていた姿で高座を見るのはこれが初めて。
マクラで話された滑走中に大きな音を立てる飛行機の話も良かったがやはり本編。余計なことしぃ、いっちょかみが絡んでくる噺は上方噺がいいなぁ。もちろん蜘蛛駕籠も好きですが。

お仲入り

立川談春 三方一両損
 余計な入れごとも何も無し。びしっと決めてさっと立ち去る。べらんめぇな江戸っ子が大活躍。上方の噺家さんの会のゲストでこの選択、しかもこれが聴かせるところがさすが談春さん。

桂都丸 鯛(桂三枝作)
 こちらもマクラで語った三枝師匠の稽古風景が良かった。いや、本編が悪いって訳じゃないですよ。先輩鯛のキャラクターってきっとやる人それぞれの味がでるんだろうなぁ。都丸師匠の鯛も良かったが良かっただけにもっと他の人の鯛も聴いてみたい。

 終演後立命八戒さんにお誘いいただき打ちあげに混ぜていただく。こちらも大変楽しゅうございました。次回は5月とか。楽しみ楽しみ。