はやかぶの会 第3回東京公演 於お江戸日本橋亭

 本年の落語初めにはちょっと遅いがようやく足を運べた。上方落語であることとなぜか東京かわら版に載っていなかったこともあってお客の入りはどうかなと思いながら足を運ぶと満員御礼。トリに上がった瓶太さんによると入場者数はおめでたく77名だったそう。
・前説 瓶太 わかば
 まずは私服のお二人が登場。第1回は皆で交代で運転しながら車で来たそうだが今は現地集合現地解散。同期の会で大阪では長く続いている会だそうだが仲がいいのか悪いのか。
・天災 笑福亭銀瓶
 天災の面白さは当然、知ったかぶりして失敗する後半のはずなのだが最近は人格者の設定のはずの心学者紅羅坊名丸先生が実は・・・という設定が多いような気がする。今回の銀瓶さんもこどもっぽく言い返すところがでた。それも結構面白かったんだけどもっと違ったぱたんで崩れる名丸先生がみたいかも。
・ふぐ鍋 桂文華
 出だしはちょっとこの人合わないかな、と思ったがそのうちそんなこともなくなった。よかったよかった。
悋気の独楽 桂わかば
 陰気ともおとなしいとも違うんだけどちょっと物静かすぎるかも。 
・お仲入り
天狗裁き 桂宗助
 前がわかばさんだったからかも知れないが声が通って良かった。
・首提灯 笑福亭瓶太
 ついこの間聴いた菊朗さんの江戸バージョンと異なり上燗屋の場面がメイン。最後の最後に余計な説明しなくても大丈夫なのに。