日暮里特選会 於 日暮里サニーホール

 本当は12/15に開かれたんだけど、仰木前監督死去のショックで遅くなりました。この日の日記は仰木前監督死去の件だけにしておきたいので一日ずれますが16日分に記述。

立川松幸 「狸の札」
春風亭柳桜 「金明竹
立川談幸 「代り目」
柳亭燕治 「火焔太鼓」
 −−− 中入り −−−
立川文都 「悋気の独楽
三遊亭吉窓 「鼠穴」

 6時半開演には残念ながら間に合わず松幸さんの途中で入場。
百人がキャパのホールはほぼ満員。ぎりぎりで最後列近くに席を確保したが立見もちらほら。まぁこのメンツでこの木戸銭(当日1500円、前売り1200円)ならそれも当然か。
 松幸さんは初見の両国寄席以来おそらく2度目の拝見。少し遅れての入場だったのでマクラでどんな話をしたか分からないが本編は伸び伸びきびきびしていて良かったと思う。
 柳桜さん、体がご不自由とのことで椅子を使っての高座。どこかでその噺は聞いたことあったような気がするが初めて拝見。ああ、こういうやり方もあるんだなぁと。
 談幸さんの代り目、前半の酒を飲ませようとしない厳しいおかみさんと後半の何のかんの言いながらおでんを会に行ってくれるおかみさんが対象的。
 元々のプログラムには小文治師匠のお名前があったんだけど残念ながら休席。
 燕路師匠は相変わらずお元気、あの独特の高い声が会場一杯に響く響く。
 文都師匠の悋気の独楽、どことなく普段聞いているものと違う。上方ではこういう演出なのか文都師匠独自の演出なのか、上方の噺家さんで聞いたことがないので不明ですが。
 気がつくとここまで夫婦の会話が多い話が三席続いた。ネタがつくというわけではないのかも知れないけれど。
 トリは吉窓師匠がたっぷり鼠穴を。吉窓師匠には難の罪もないしむしろ固くなり過ぎないいい鼠穴だったと思うんだけどこのネタどうも好きになれなくて。