第7回花のお江戸に出没ラクゴリラ 於お江戸日本橋亭

上方落語若手4人(+前座1名)による公演。大阪ではもっと頻繁に開かれているそうだが東京では半年に一度ペースで今回が7回目。僕が足を運んだのはこれがたぶん2度目。*1
天気が悪かったせいか約40人、少し空席が見えるがそこ以外は満席*2

笑福亭喬若 手水回し
 まくら代わりに軽く”国なまり”を演じてから本編へ。手水回し自体はそう問題なかったと思うが国なまりにちょっと突っかかりがあり聞いていてのっていけず。

・桂つく枝 玉手箱
 本田久作さんの新作。僕は気がついていなかったが会場にいた友人によるとあちこちの新作落語コンテスト御常連さんで落語作家を名乗っておられる方。ちょっとググってみるとあちこちで名前を見かけて漫才も書いているよう。
 本作は浦島太郎のお通夜に様々な昔話の登場人物が集まって・・・。と言う噺。面白くあったがいろんな人物が盛り込まれすぎて散漫になっているような気がする。つく枝さんの愛嬌のあるキャラクターはうまく織り込めていたんだけどもっと面白くなりそうな気がする。

・林家花丸  蔵丁稚
 勿論東京でも四段目として何度か聞いたことがあるんだけどこの噺は上方のほうが似合うような気がする。つく枝さんのちょっとオーバーな愛嬌もいいけど花丸さんの特別強調するわけではないんだけどにこにこしている愛嬌の良さもいい。

・お仲入り
・桂こごろう 青菜
 内容も演題も全く覚えていないが20年ぐらい前に実家近くで開かれた小さな落語会で一度拝見しているはずで名前は覚えている。だからか今日は妙に老けた印象を受けた。派手な着物で気合い入った高座だったんだけど何でだろう。

・笑福亭生喬 天王寺詣り
彼岸でにぎわう天王寺さん境内にでている物売りや見せ物の口上が見所。でいろいろやってくれるのは大変ありがたいんだけどいろいろやりすぎて少し長く感じる。それ以外は良かったし、たっぷりやってくれたと言えばそうなんだけど。

*1:詳細はラクゴリラオフィシャルサイト http://rakugolira.studio-c.jp/ でご確認を

*2:お約束ですね