第62回不動院寄席〜立川こしら落語会

 元々はこしら/志ら乃/らく次の三人による月一回の落語会。ただ残り二人は別の仕事が入ってしまったそうでこしらさんの独演会に。これまで興味を引きながら足を運んでいなかったのだがmixiのこしらさんコミュでの宣伝もあり初めて足を運ぶ。そのせいもあってか30人ほどの客の入り(こしらさんのマクラによると普段は10人前後だそう)

立川こしら 宮戸川
 たぶん獅篭さんの会(まだ志加吾時代だったかも)に一度聞いたことがある。おみっちゃん(なぜかお花ちゃんじゃなくておみっちゃん)の独特の押しの強さとテンポの良さがこしらさんらしい古典に。
立川こしら すもも太郎
 演題から想像できるとおり、童話桃太郎の続編。これがなかなか良くできている。勿論こしらさんの語り口調がおもしろさを増すわけだが噺がきちんと出来ているので他の噺家がやってもきっと受けるだろう。そういえばこしらさんって立川流以外の方と競演する番組をあんまり見かけないような気がする。そうだとしたらすごくもったいないなぁ。
立川こしら+小林さん 立体落語 小林弥次郎
”弥次郎”をこしらさんと小林さんの二人の掛け合いでコント風に演じる。小林さんそんなにむちゃくちゃ達者というわけでもないがそれなりに対応していたのでどこかの劇団経験者かアマチュアで演劇をやっている方かと思ったらごく普通の素人さんだそう。しかもリハーサルではでなかったアドリブがどんどん出続けてこしらさんもその対応にてんてこ舞い。でもすごく面白かったです。
・表彰式 実はこの会のポスターとコピー文が事前に募集されていたのですがそれに応じた方がお一人(だけ)いたそうでその方への表彰式
・お仲入り
立川こしら 時ザク
 実は開演前に配られたプログラムだと仲入り後この時ザクともう一席古典を予定していたんだけれど終演予定が21時で仲入り明けで既に20時40分を過ぎている。と言うわけで残念ながら1席のみ。これもタイトル通り時そばの改作なんだけどこれは新作ではなく”古典”なんだとか。確かに”ガンダム落語”の古典と言えるのかも。まぁ”ガンダム落語”ってジャンル自体やるのはこしらさんとあえて言えば獅篭さんの二人ぐらいで東京では彼だけだから。彼が言うのなら古典なんだろう。もちろんこしらさんが”古典的名作”とする意味もよく分かります。 僕自体最初のガンダムシリーズしか見ていないので出てきた単語全部が全部分かった訳ではないんですけど、周りのお客さんの反応見れば平均点ぐらいはとれていたかな。改作古典としても良くできていて大変面白かったですよ。