映画監督の岡本喜八さん死去

 ほとんど映画を見ないので久しぶりにこのカテゴリーを使うのがこんな記事になるとは思わなかった。

 「独立愚連隊」「肉弾」「大誘拐」など、個性あふれる映画を撮り続けてきた映画監督の岡本喜八(おかもと・きはち、本名・喜八郎=きはちろう)さんが、19日午後0時30分、食道がんのため亡くなった。81歳だった。
 告別式、喪主は未定。自宅は、川崎市多摩区生田6の7の12。
 鳥取県米子市生まれ。明治大学卒業後、東宝入社。戦争終結の日の秘話をドキュメンタリータッチで再現した大作「日本のいちばん長い日」(67年)、人間魚雷を命じられ、終戦を知らずに海に漂う男を戯画的に描いた「肉弾」(68年)を発表した。この2本は、いずれも芸術祭文部大臣賞などを受けた。

 大学時代たまたま深夜テレビで見た”ジャズ大名”が最初のきっかけ。その後今は亡き大阪は西梅田にあった大毎地下で”独立愚連隊”シリーズ2本立てを見た。”大誘拐”は今でも好きな邦画の五本の指に入る。以前この日記でも触れた”日本のいちばん長い日”*1の監督もそうだと後から知り驚いた覚えも。ご冥福をお祈りいたします。