まさに奇策

Liblog JAPANさん経由。*1

読書離れ:大阪府立中央図書館が“奇策”若者誘導へ…若手漫才招き「笑劇場」
 ◇笑って、読んで
 中学・高校生の読書離れや図書館離れに歯止めをかけるため、大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北)が、吉本興業の若手漫才コンビらを招いた漫才・トークショー「来たれ若者、笑劇場」を開く。親しみやすい「お笑い」で若者を図書館に引き付け、職員が参加者を案内する「図書館探検ツアー」などを実施。お笑いの本場・大阪らしいアイデアが成功するか、注目されている。(後略)

 うーん、どうだろうなぁ。本を読んでほしいという気持ちも分かるし、何かきっかけを与えないと図書館に足を運ぶことすらしないという危機感もよく分かるんだけど。甲子園の高校野球プロ野球でジャニーズやアイドルタレントを始球式に呼ぶと、客は来るけど始球式が終わりいざ試合が始まったころには始球式目当てのお客は皆帰ってしまってがらがら、なんてことが過去にあったが同じようなことにならないだろうか。
 僕がよく利用する地元図書館でも”本の探検ラリー”というクイズ形式で図書館で遊ぶ(というか図書館に触れる)企画をやっている。案内が児童書コーナー入り口に張ってあることもあっててっきり幼稚園から小学校低学年位を対象にしていると思っていたら、中高生対象の会もあるようだ。ネットをあちこちたどってみたんだけどその反響や影響については残念ながら見あたらなかった。実際のところどうなんだろうなぁ。
 あと、もう一つ関西の若手漫才師って今全然分からないのだが(引用省略部分に)名前の挙げられている”ロザン、りあるキッズ、アジアン、ヘッドライト”ってどんな感じなんだろう。図書館で本を読んでいそうなコンビなんだろうか。

追記:大阪を離れてもう10年以上になり大阪の記憶はそこで止まった状態なので、こういう記事を読むたびに大阪府立中央図書館が中之島ではなく東大阪にあるということに違和感を感じて仕方がない。