比較して読んでみるとよくわからないぞ?

 ”大相撲の土俵に女性を上げるべきか否か”、昨年の九州場所でとられたアンケートについて朝日、毎日、讀賣それぞれのサイトに記事が上がっていたのだが。

女性が土俵に上がることに否定的意見減る なお5割超す
 日本相撲協会は7日、昨年11月の九州場所の来場者を対象に実施したアンケートの結果を公表、セレモニーで女性が土俵に上がることについて否定的な意見が53.8%を占めた。昨年3月の春場所(大阪)で初実施した際には62.5%で、8.7ポイント減少した。
 同協会は、太田房江大阪府知事の土俵上での府知事杯授与を断っている。アンケートは生沼芳弘・東海大教授(スポーツ社会学)らが相撲協会と協力して実施。11月23日の来場者300人に調査票を配り、165人から回答を得た。

土俵意識調査:表彰式だけなら女性OK52%
 大相撲の“女人禁制”に関し、昨年11月の九州場所の観客を対象に東海大の生沼芳弘教授が行った調査で、「表彰式だけなら女性を土俵に上げても構わない」とする人が52%に上り、反対は48%だったことが7日、明らかになった。昨年7月の名古屋場所の調査では、賛成57%、反対43%で、今回はやや賛成が減った。
 調査は生沼教授が昨年春場所から、各会場ごとに、1日を選んで実施してきた。九州場所では165人から回答を得た。「女人禁制は守るべき」という項目には62%が賛成。「相撲関係者に任せるべき」に賛成が52%、「伝統を重んじる社会があってもいい」には75%が賛意を表した。
 協会の高砂広報部長(元大関朝潮)は「『表彰式だけならいい』という流れは厳粛に受け止める。しかし、伝統を重んじ、相撲関係者に任せるという数字が高いことも事実。アンケートの結果だけでは計れないものもある」と話している。【上鵜瀬浄】

「土俵に女性」認める48%…ただし表彰式だけ
 昨年11月の大相撲九州場所で実施された大相撲観戦に関する意識調査の結果が7日、まとまった。女性が土俵に上がることを表彰式に限って認める意見は47・9%で、同7月の名古屋場所に続いて反対意見(44・8%)をわずかながら上回った。
 調査は、東海大体育学部の生沼芳弘教授らが日本相撲協会の協力で実施。九州場所10日目(昨年11月23日)に観客男女計300人に調査票を配り、165人から回答があった。女性が土俵に上がることに、79人が「表彰式だけならかまわない」という意見を支持。反対は74人で、無回答が12人(7・3%)いた。

 朝日新聞では”セレモニーで女性が土俵に上がることについて否定的な意見が53.8%を占めた。” 毎日新聞では”「表彰式だけなら女性を土俵に上げても構わない」とする人が52%に上り、”とまるで逆の数字が出ているし、讀賣新聞では”女性が土俵に上がることを表彰式に限って認める意見は47・9%”ってまったく違う数字が出ている。
 このアンケート結果の詳細が日本相撲協会のサイト*1にもアンケートを実施した生沼芳弘教授のサイト*2にも上がっていないので確認のしようがない。
 Edelweissの日記*3によると昨年春場所後の調査結果でも同じような記事が見られたらしい。生沼芳弘教授は”相撲研究”を専門にされている方らしいが、いちど”アンケート調査”を専門にしている方にやり直してもらったほうがいいのではないか。
 あと、春場所(大阪場所)での調査結果の場合、女性うんぬんより太田房江大阪府知事の支持率が影響している可能性が大きいとも思うがどんなもんだろうな。”いらんことしぃが余計なパフォーマンスせんとちゃんと仕事しろ”という反応がアンケート結果に大いに含まれているような気がする。