浪花節JAZZ相思相愛ライブ

いつものことながらカテゴリー分けが変なのはご勘弁。
出演 
浪花節チーム…玉川美穂子*1、曲師沢村さくら浪曲+しゃみしゃみいず・ちび)
JAZZチーム…泉邦宏*2(sax,guitar,etc.)おのあき(bass)辰巳光英(trumpet)

  • JAZZチームセッションパート1
  • 浪花節チーム 左甚五郎掛川の宿
  • JAZZチームセッションパート2
  • 浪花節チーム 浪曲シンデレラ、安中草三郎(三代目鼈甲斉虎丸Ver.)
  • 両チーム合同セッション

 普段その日記*3を拝読しながらなかなかその舞台を見られなかった玉川美穂子さんが渋さ知らズでも活躍する泉さんとのセッションイベントがあると知りそうそうに足を運ぶ。
 と言いつつ駅前で方向を間違ってしまい会場(元薬局の倉庫居抜きのままをイベント会場にしてある。その名も”ギャラリー倉庫”*4)に到着した時には既にセッションパート1が始まっており外にまでお客さんがあふれている状態。遅れついでに近所の東急ストアで缶酎ハイをゲットしてしばしセッションを楽しむ。
 続いて玉川美穂子さんの出番。ねずみや三井の大黒など落語でもしばしば登場し結構好きなジャンルの左甚五郎噺。しかも今回は狩野探幽まで登場する豪華版。噺の方は甚五郎噺らしく最後に正体が明るみに出ると・・・。と言うかんじで美穂子さんご自身浪花節はお客様参加型の芸能ですとおっしゃっていたが僕も含めてこれまで浪花節にはあまり縁がなかったであろう人間もノリノリで楽しめました。(また客席にいたおそらく美穂子さんあるいは浪花節目当てだろうなと言う少し年配のお客さんもJAZZセッションを楽しまれていたようで客席もまさに相思相愛)
 お仲入り無しでそのままセッションパート2、今度は泉さんパート1のサックスからギターに持ち替え熱く歌い出す。リズムに体を任せると言うよりその振り絞るようなボーカルに聞き入る感じでこちらもよかった。
 続いて浪花節チームは実験的(と言うと怒られるかな)JAZZとのセッションという普段とは違う場をいかすようにシンデレラという意外なネタで客席を驚かせた後、今はもうあまりやる方がいないという大正時代の人気浪曲師三代目鼈甲斉虎丸の型でものすごい勢いのあるテンポの速い浪花節を一節。まさしく音楽を聴くようなテンポの良さに酔いしれましたがじつはテンポよすぎて何を語っているのか正直分からないところもありました。ごめんなさい。
 最後は美穂子さんも曲師沢村さくらさんと一緒に三味線でJAZZチームと合同セッション。楽器の種類音の加減から残念ながらJAZZチームにしゃみしゃみいず・ちびがついて行くといった感じで三味線が主導権を取る部分が少なかったのがちょっと残念。でも最後一気に盛り上がって余韻を残してお開きとなりました。終演後、一緒に足を運んだちばけいすけさんと美穂子さんにご挨拶、併せてお願い事を。まだまだ何も決まっていませんがいい方向で話が進みそう。刮目して待て。