三越歌舞伎
相変わらずカテゴリー分けが変だがご勘弁。
せっかく弟*1が東京で舞台に出ているんだからたまには見てやれという母親の指令もあって久しぶりに歌舞伎に足を運ぶ。
演目は二題。双蝶々曲輪日記から角力場。弁天娘女男白浪より浜松屋店先から稲瀬川勢揃いまで。
まず、うちの弟についての感想から書くとどちらにも端役の中ではまぁ目立つ方だったかなと。といっても手代と捕手ですが。どちらも白塗りではなかったこともあってすぐに個体識別できました。身内や知り合いでなければわざわざ目をこらしてみることのない役ですが。
で、舞台全体を通じての感想ですが今回はいただいたチラシでもそうなのですが中村獅童、市川亀治郎、片岡愛之助と注目若手三人をメインに据えた舞台。そんなに数多く歌舞伎を見ていない僕が言うのもおこがましいですが何というか薄っぺらいというか深みに欠けるお芝居だったと思います。勿論掛けられた芝居が二つとも筋よりも役者をいかにかっこよく見せるかと言うお芝居ですから致し方ないのかも知れません。(その分話の筋を追いかけるのに大変なんてこと無く楽に見られましたが)じゃぁ、そのかっこよさに感銘を受けたかと言うとそれもない。どうなんでしょう、若手の顔見せとしてはこんなもんなんですかね。