一場投手続報

一場投手が退部届を提出 巨人からの金銭受け取りで
プロ野球、巨人から現金約200万円を受け取っていたことを認めた明大の一場靖弘投手が14日、野球部に退部届を提出した。この事実を明らかにした別府隆彦総監督も、同部の総監督職並びに日本学生野球協会の理事職を退く意向を示した。
 明大野球部は一場投手から出された退部届を受理する方針。しかし、同投手のプロ志望に変わりはなく、右腕の将来を心配する別府総監督は「何とかプロに行ける方向にしてあげたい」と救済の道を模索することにしている。
 一場投手桐生一高(群馬)出身で、東京6大学リーグで通算26勝をマーク。今年の全日本大学選手権では完全試合を達成した大学球界ナンバーワンの本格派右腕。

阪神、一場獲得を検討へ 球団社長が表明
 阪神の野崎勝義球団社長は14日、巨人が自ら犯した不正行為のために獲得を断念した明大の一場靖弘投手について「前向きに考えたい」と話し、獲得を再検討する意向を明らかにした。
 野崎社長は星野仙一シニアディレクターと連絡を取り合い、黒田正宏編成部長らと会談後に「ドラフト戦略を検討し直さざるを得ない。まだいろんな意味で情勢は分からないが(獲得を)検討していこうということ」と話した。
 一場は自由獲得枠で巨人入団が確実視されていた。しかし、巨人は一場に現金を渡していたことを13日に公表、学生野球憲章に触れることから一場の巨人入りが白紙に戻った。阪神は当初、一場獲得を検討しながら断念していた。

無理矢理とはいえ受け取りしかも一部使った一場投手に全く罪はないのか議論が分かれるところだろうが、とりあえずプロ野球を志望しそれだけの実力があると見込まれた選手の前途が閉ざされなかったのはいいことではないか。
 しかし、下のコメント欄に書いた”その証拠を誰がアマ側に渡したのか”がさらに混沌としてきましたね。