オートバイ少女*1

公開当時見たわけではないが主役の石堂夏央が気になって何となく覚えていた作品。NHK-BSで拝見。この映画では短髪にジーンズでボーイッシュな彼女を次に見たのは豊川悦司と競演したKDDIのCMでその時はロングヘアにロングスカート、その変わりように驚いた覚えが。調べてみると*1その後もいろいろな仕事をしているようだが、残念ながら僕の記憶には残っていなかった。
 で、映画の感想。見る人によっていろんな映画になり得る作品。人によっては”ガロ”の映画だろうし、また”あがた森魚”の映画だろう。場合によってはオートバイの映画(主役の彼女が乗るのはヤマハの古いバイクYG1、分かる人には分かるんだろうけど残念ながら僕にはさっぱり)としてみる人もいると思う。何となく昭和の雰囲気を残す函館を舞台としたロードムービーとしてみることも可能。
 で、僕にとってはやはり石堂夏央の映画。初出演作品と言うことも合ってか台詞も棒読みだがそれがモノローグ、回想の多いこの映画に合っている。撮影当時は20歳で17歳の役を演じている。これが今はボーイッシュな雰囲気だけど2,3年もすればえらいきれいな女の人になるだろうなという感じを絵に描いたよう。もう御年30歳を超えているはずですが今の彼女を是非見てみたい。