紙幣ばらまき元銀行員その後 ネット株取引のむなしさ消えず

昨年末名古屋テレビ塔から証券や旧百円札をばら撒いた男性のその後を追った記事毎日新聞に掲載されていた。

(前略)
 男性はインターネット上の短期的な株取引で利ざやを稼ぐ「デイトレーダー」だった。「何回か瞬時に大金を手にしたが、喜びより空虚さが残った」。(中略)
生活は「引きこもり」そのものだった。「コンピューターゲームの感覚」でパソコンに向かい、他人との会話のない日々。孤独感が募った。(中略)
 親とも口をきかなくなり、実家を離れホテルなどを転々とした。一種のいたずら心が芽生えたのはそのころだった。「金をまいたら面白い。クリスマスなら許されるだろう」(後略)

読んでいてこんなに寂しい気持ちになる文章は久しぶり。