ヒーローショー

最近、よく聴いているTBSラジオdigに井筒監督が出演してこの映画を紹介した回をpodcastで聴いて足を運んだ。(せっかく紹介してくれたのだけどdigのpodcast公開期間短すぎないかな。1週間ぐらいしかないようで。ほかの回も結構いいのにとても残念)
特にその番組中、水野アナが泣いてしまったと言う言葉が印象的で覚悟を決めて足を運ぶ。
平日昼間だったのでそんなに心配していなかったけど客少なすぎ。残念ながらつ離れしていない状態。

で、映画の感想。まず圧倒的な圧力にやられる。ぐーっと押された感じというのかなんというのか。
主役のジャルジャルも(そもそもジャルジャルの本業残念ながら見たことがないのですが)お笑いを感じさせずきちんと役者さんでした。もう一人この方もお笑いだそうなんですが鬼丸の弟を演じたジェントルの顔力が半端ない。出演シーンはそう多くなかったですが

一応井筒監督の、ガキ帝国も岸和田少年愚連隊(井筒監督のナイナイ出演分)、両方見ていますが映画の圧は本作が圧倒的。
ラジオでこの映画の紹介を聴いていたにもかかわらずどこかで「でもなんとかなるんだろう」と思いながら見ていましたが
やはりというか当然ながら何ともならないまま映画が進む。そこがまた本作の良さなんだけど。

スクリーン最後の最後に表示された”加藤和彦に捧ぐ”の言葉が本作を見たときに感じた悲しさに加わってしまい呆然としながら
劇場を出ました。

上記したとおりあんまり客入り芳しくないようですが今からでも間に合えば是非是非見た方がいいです。本当に。
ジャルジャルほか若手芸人が多く出ているし大阪ではもう少し客入りがよければいいんだけど。