不死身の落語家(はなしか)

不死身の落語家(はなしか)
春風亭 柳桜著
うなぎ書房 (2005.12)
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ISBN:4901174207
価格:\1,890
   難病・ビュルガー病の為、まず右足を切断しさらに左足まで切断してしまった噺家春風亭柳桜師の闘病記。実はつい先ほどまでこの方のお名前存じ上げていなかった。この本にも紹介されていたが長年開かれ師も参加している日暮里特選落語会*1 に足を運んで始めて拝見したのは実は昨年の末*2。その日の日記にも触れたがまったく知らなかったので高座にいすが出てきたときは一瞬えっ?っと思ったがこの本を読んで単に足が不自由と一言で片付けられない状況だと知った。この本は落語会当日受付でも販売されていたが相変わらず図書館本で失礼。
 闘病記といってもそこは噺家さんの書く本だから深刻な描写はほとんどない。もちろん闘病の記述なのだが深刻な難病であることをついつい忘れさせてしまう。現在では高座だけでなくいろんなところで自らの体験を語る講演会などもやっているようだがこの方の話を聞けば重い病気や体に障害を持ち、つらい思いをしている人も励まされるのだろう。ちょっと間が空いてしまったがまた日暮里特選落語会に足を運びたい。