第3回浪曲英雄列伝 於浅草木馬亭

前回行き損ねてしまったので、第1回に続いて2回目。ほぼ満席の盛況ぶりながら第1回に比べると少しおとなしめの客席。(第1回は無かった当日券が開演15分前に到着したときまだ少し残っていたよう)
 開演前幕が下りた状態で隅の方で前説をするのは前回同様福太郎の一番下の弟子文福さん、がんばってください。

玉川美穂子 慶安太平記より善達箱根越え
 お坊さんの団体が来ていたそうで確かに客席を見渡すとそれらしき人があちこちに。”破戒坊主の話ですいません”と謝りつつ本編へ。破戒坊主と言っても悪いゴマの蝿を追っ払うんだからまぁ正義の味方か。美穂子さんらしい勢いのある感じ。

神田山陽 和田平助・鉄砲斬り
 本当に久しぶりに山陽さんを聞く。いったいいつ以来なのか記憶にないくらい。
 酔っぱらって電車に乗って福太郎師にあった話から本編へ。で、このマクラがきちんと本編につながっているのがさすが。鉄砲斬りが終わった後、幕をさげようとするのを制止して”鼠小僧とサンタクロース”のさわりをちらっと。季節はずれではあるが実はこれもまだ聞いたことがないのでちょっと得した気分。9月からは文化庁の「文化交流使」として1年間イタリアに行ってしまう。次はいつ聞くことになるのか解らないが楽しみにしていよう。

・お仲入り
玉川福太郎 河内山と直次郎
で、本番。いつも思うことだが福太郎さんは厳つい顔をなさっておられるが愛嬌があっていい感じ。入場の際、河内山宗俊についての解説をいただいていたのだがそれを読まずともたっぷり楽しめました。
次回は10月14日ゲストは国本武春。まだ予定ははっきりしないが出来れば足を運ぶ予定。