生誕百年 安井仲治回顧展

 行こう行こうと思いながら結局会期最終日にようやく足を運ぶ。最終日ということもあってか結構な人手。松濤美術館には初めて足を運んだのだが結構いい感じに見られた。大正から昭和初期のモダニズムダダイズムの視点で紹介されることが多くいかにもそう言う感じの構図の写真も多い。が、僕が好きなのは山根曲馬団シリーズやメーデーの写真などに見られる人物写真が持つ妙な迫力が好きだ。なかでも”恐怖”と題された女性が目を見開いた写真の迫力には何とも言えない力を感じる。松濤美術館での展示は昨日で終了したが来年1月より名古屋市美術館*1に巡回されるそうなのでお近くの方は是非。また、図録代わりに立派な写真集も刊行されています。(ISBN:476410542X)。*2高価なので残念ながら僕には手が出ず(;。;)。以前から持っているdeja-vuの特集号と新潮社から出ていたフォト・ミュゼを久しぶりにぺらぺらと眺めることにします。