豪腕二十歳のエース・江夏

NHK-BSのドキュメント・スポーツ大陸で拝見。タイトルになった二十歳のシーズンとは高卒入団2年目、シーズン401奪三振の世界記録を樹立した昭和43年のこと。翌年に生まれた僕はもちろん当時のことを知るわけもないが大変興味深く拝見できた。もちろん、クライマックスは9月13日の対巨人戦。タイ記録となる353個目、新記録となる354個目を王貞治から奪う。つまり353個目を奪取してから次に王選手に打席が回るまで三振を取ってはいけない。この番組によると江夏投手は353個目の三振を新記録と勘違いしていたらしくベンチに戻ってからダンプ辻恭彦捕手に指摘されて一回り三振を取らないピッチングに変えたらしい。番組担当プロデューサーによると*1当初江夏氏はなかなかインタビューに応じてくれなかったらしいが放映された内容では快活にしかもわかりやすく自身の投球内容を話していてよかった。また、辻恭彦氏や王貞治氏、当時の投手コーチを務めた林義一氏などいろんな方のインタビューも楽しめた。