ダーク・ブルー

監督:ヤン・スヴィエラーク・主演:オンドジェイ・ヴェトヒー(ASIN:B00008BDHP)
WOWOWで拝見。何の予備知識もなくたまたま放送開始時にチャンネルがあったのでそのまま見続けたのだがなかなかよかった。
ストーリーはオフィシャルサイトを参照してもらうとして一言で言うと第二次世界大戦中戦時下の親友同士の三角関係。ストーリーは特別こっているわけでも大どんでん返しが起こるわけでもなかったがその分安心してみられた。中途と最後の台詞が対になっているところはさすが。
 実はこの映画、現在の収容所内のシーンと回想の第二次世界大戦中のシーンの2重構造になっている。監督の意図としては収容所に入れられた人たちが実はどういう人だったのかを描こうとしたのだろう。それはエンドロールに書かれたエピソードにも現れている。ただこの意図は映画にうまく生かせているとはどうも思えない。
 この映画、宮崎駿監督が惚れ込んでジブリ提供初の海外作品だったらしい。確かに空中戦のシーンはきれいだ。スクリーンで見たらもっと面白かっただろう。